普通二輪MT(中型バイク免許)の技能教習第1段階2限目に関して説明していきます。
2限目はバイクの発進及び停止の仕方を学んでいきます。
発進するには半クラッチの感覚をつかむまでは、エンストしてしまうこともあるかもしれません。
発進と停止は非常に重要ですが、感覚をつかむのが難しく感じる人も多いかもしれません。ですが発進と停止は教習中に何度も繰り返しやりますので徐々にできるようになるはずです!
教習所中での走り方や検定で重要視されるポイントをメインで書いております。私が実際に教官から学んだことを書いておりますので、他の自動車学校や教官からの教え方と異なる点がもしかしたらあるかもしれません。その際はご自身が学んだことを優先してバイクの練習を進めて下さい。
普通二輪第1段階|2限目発進停止
普通二輪第1段階2限目は、発進および停止の仕方を学んでいきますので、まだ教習所内のコースを走ることはしません。
教習所のコースの隅の方で、発進と停止を繰り返し行うことになるでしょう。
発進の手順
発進の手順は、下記になります。
- 右足をステップバーに乗せて後輪ブレーキ(リアブレーキ)をかけ、クラッチを切る(握る)
- ローギアに入れて前輪ブレーキ(右手フロントブレーキ)をかける
- アクセルグリップを回してエンジンの回転を上げるが、後輪ブレーキ(リアブレーキ)をかけておく
- クラッチを半クラッチの状態で保つ
- アクセルグリップを回しながらクラッチレバーを徐々に離す(車体とエンジンをつなげる)
停止の手順
停止の手順は、下記になります。
- アクセルグリップを戻す
- 前輪・後輪ブレーキを同時に徐々にかけていく
- クラッチを切る(握る)※エンストを避けるため
- ブレーキの強さを加減しながら停止線(停止位置)で停止する
- ギアをニュートラルにする(前輪・後輪ブレーキをかける)
発進・停止をスムーズにするコツ
発進・停止をスムーズにできないと、公道で他の車やバイクに迷惑がかかるだけではなく、最悪の場合事故を引き起こしてしまう可能性もあります。
ですから、発進・停止はスムーズにできるようにしていきましょう。
発進のコツ
発進のコツは下記になります。
- エンジンの回転数を2,000回転ぐらいにする
- エンジンの音やバイクの振動で半クラッチの感覚を感じる(車体とエンジンをつなげる感覚)
エンジン音や振動の変化を感じられるようになると、どんどんコツがつかめてくるでしょう。
停止のコツ
停止のコツは下記になります。
- 低速では後輪ブレーキ(リアブレーキ)を主に使って停止すると車体が安定しやすい
- 停止する際は左足を地面につけるので、停止直前にわずかに車体を左に傾けると足をつけやすい
発進・停止の練習方法
発進・停止をスムーズにできるようになるためには、下記の練習方法があります。
- 両足を地面につけて短い距離で発進・停止を繰り返し練習する
- 20mほどの短距離を走り、発進と停止を繰り返し練習する
ステップバーに両足を乗せるのもバランスが必要なので、①ができたら②の練習方法を試してみるといいかもしれません。
まとめ
発進と停止をスムーズに行うことは、普通二輪(バイク)を運転する上で非常に重要です。
発進がスムーズに行えないとエンストすることもありますし、停止をスムーズに行えないと転倒してしまうこともあります。
慣れるまでは、ほどよいアクセルの回転数やクラッチの感覚をつかむのは難しいかもしれませんが、スムーズに発進や停止ができた時はその時の感覚を忘れないようにすると上達していくでしょう。
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