普通二輪MT(中型バイク免許)の技能教習第1段階3限目に関して説明していきます。
3時限目は、変速操作(ギアチェンジ)のしかたを学んでいくのですが、スムーズな走行をするためには変速操作が非常に重要。
出ているスピードに対して、ギアがあっていないとバイクはスムーズに動いてくれませんし、エンストする原因になってしまうこともあります。
教習所内は、1速(ローギア)・2速(セカンド)・3速(サード)のどれかで走るのがほとんどなので、この3つを使い分けて走行していくと問題ないでしょう。
- 1速(ローギア)=停止・坂道発進・一本橋
- 2速(セカンドギア)=通常の走行速度・S字・クランク・スラローム
- 3速(サードギア)=直線・急制動
※私がバイクのことを学んだ教習所ではこのように教えられたので参考までに。
変速操作(ギアチェンジ)とは
変速操作(ギアチェンジ)は、速度と状況に応じて操作をしていく必要があります。
発進をする時は1速(ローギア)ですが、その後2速(セカンドギア)、3速(サードギア)と加速に合わせてギアをあげていきます。
走行速度に合った変速操作(ギアチェンジ)をできるようになってくると、バイクの音やでエンジンに負担がかかっているかどうかがわかってきます。
走行速度にギアがあっていないと、バイクの走行が重く感じるというか、エンジンに負担がかかっているような感覚があるはずです。そういった違和感でギアが合ってる合ってないがわかってくるでしょう。
例えば、教習所内で思いつくギアチェンジが必要な場面は下記になります。
- 発進から加速(1速→2速)
- 直線で加速(2速→3速)
- カーブで減速(3速→2速)
- 停止前に減速(2速または3速から1速までギアチェンジをする)
あくまで私が通っていた教習所内の目安になりますので、ご自身の通っている教習所の教官に言われた通りのギアに合わせて練習をお願い致します。
変速操作(ギアチェンジ)のしかた
変速操作(ギアチェンジ)のしかたは、加速をするか減速をするかによってやり方が変わってきます。
- 加速チェンジとは、加速に応じて1速から2速・3速へとギアを変えること
- 減速チェンジとは、減速に応じて3速から2速・1速へとギアを変えること
変速操作のしかたは、加速減速共にアクセル・クラッチ・チェンジペダルを使って行っていきます。
加速チェンジの方法
加速チェンジの方法は下記になります。
- アクセルを戻す
- クラッチを握る(エンジンとタイヤの動力を切る)
- 左足のつま先でチェンジペダルを下から上へ上げる
- 足をチェンジペダルに乗せる(戻す)
- クラッチをはなす
減速チェンジの方法
減速チェンジの方法は下記になります。
- アクセルを戻す
- 前・後輪ブレーキをかける
- クラッチを握る(エンジンとタイヤの動力を切る)
- 左足のつま先でチェンジペダルを踏みこみギアを下げる
- クラッチを繋ぎアクセルグリップで適度な速度にコントロールする
変速操作のタイミング
教習所内での変速操作のタイミングは、基本的に下記のような場面になるでしょう。
- 加速のタイミング:発進から加速した時・直線でさらに加速した時にギアを上げる
- 減速のタイミング:カーブの手前までに速度を落としてギアを下げる・停止位置までにギアを下げる
まとめ
変速操作はバイクを運転する上で基礎中の基礎になりますが、バイクに慣れるまではなかなか難しい項目かもしれません。
私の場合、第1段階のみきわめまではギアチェンジに悩まされました。停止するまでにローギアにできていなくて、どんどんギアがずれていっては教官から注意を受けていました。
しかも、今何速(何ギア)なのかは表示されるわけではありません。
ニュートラルだけは表示されるのですが、1速なのか2速なのか3速なのかは表示されないのです(教習用のバイクだとギアに応じてのライトが光りますが、自分では気にしている余裕はないでしょう)。
停止する時は必ずローギアになっているので、その後2速にあげたのか、3速まであげたのか自分で把握する必要があるのです。
変速操作ができると、バイクのエンジンに負担がかからずスムーズに走り気持ち良さを感じられるでしょう。
慣れるまでは、教官の指示に従い、速度に合ったギアで安全に運転することをなによりも大事にして下さい。
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